17.Capitanの話

此処まで幾つかの岬を超えて来た。

御前崎、潮岬、室戸岬、室戸岬では写真家の添畑薫氏の依頼で、難波誠さんの大好きだったアンパンを岬についたら顕食してくれと依頼があった。

岬を躱わす大波の中でバーさんが用意したアンパンを難波さんに捧げて手を合わせた。

足摺岬、佐多岬、枕崎、開聞岳、岬には何処の岬にもモアイ🗿像のような、巨石が風の当たる方向に並んで立っている。

錦江湾の入り口に立つモアイのような巨石は太古からの岬の佇まいを彷彿とさせる。

人は短い命を如何、燃焼させるのだろうか。

此処を離れたら甑島迄後33マイル。

岬の巌を砕いて来た潮と波に乗って8.4not

今回の航海で最高速度をマーク。

やっと旅情が込み上げる。

明日は天草、不知火の海に

2024/07/10 Capitan溜