投稿者: 管理人
2018/11/2に帆船Ami号 国際帆船レースの報告会を行います!
沼津市静浦港を母港とする帆船Ami号は、
6月23日より国際帆船レース「SCF FAR EAST TALL SHIPS REGATTA 2018」(平成30年8月27日~9月14日)に参加するため航海をスタート、初の海外渡航、そして海外帆船レースへの参加を経て、10月9日に無事静浦港に帰港致しました。
9月4日に韓国の麗水(ヨス)を出発、レース中はエンジンを使わずに帆走を続け、9月9日にウラジオストクに無事到着。B〜Dクラスで2位受賞致しました。
このたび、多くの皆様の応援をいただきました航海の報告会を設けたく、ご案内致します。
たくさんの方のご来場をお待ちしております!
報告会概要
●日時:平成30年11月2日(金) 19時00分から
●場所:ぬまづのたかラボ (沼津市大手町3-4-1 沼津ラクーン3階 沼津駅より徒歩3分)
●内容:3ヶ月半を走り抜けた帆船Ami号の航海について、動画や写真を交えながら船長やクルーから旅のエピソードを披露致します。7人の男たちの6日間の戦い。どのようなドラマがあったか、お楽しみに!
初のレース!初の海外! SCF Far East Tall Ships Regatta 2018 に参加、完走しました!
帆船Amiにとって初の海外となったSCF Far East Tall Ships Regatta 2018。
韓国・麗水(ヨス Yeous)〜ロシア・ウラジオストクまでの600マイル(約1000km)を見事走り抜けました!
CLASS B, C AND Dで2位
でした!
1位は韓国のコリアナ。
韓国からの出来事
8月26日、韓国の麗水到着。
28日は、参加艇のクルーによるパレード♪
麗水の町を4km歩きました。
夜は、ライトアップとパーティー。
世界の帆船クルーとの交流を深めました。
8月30日。
麗水港で、すべての船が帆を上げました。
当初、9月1日スタート予定でしたが、悪天候のため、数日スタートを遅らせました。その間、ニス塗り…(^^;
9月4日、やっとスタートしました。
レース中の様子をクルーが送ってくれました!
9月7日。
ロシア組はこの日に全艇ゴールイン。
その後、風が全くなくなり、ゴールできていない帆船は苦戦しました。
8日の午前2時までがレースとしての時間。
この時間までエンジンを使わずに頑張りました!
9日の午前9時前(現地時間)に、ウラジオストク港に無事到着しました!
クラス優勝という噂でしたが、実は2位です。
レースの疲れを癒す間もなく、準備開始。
海王丸到着!
レースには参加しませんでしたが、ウラジオストクでのイベントで帆船クルー同士の交流を深めました。現地で数少ない日本人、ウラジオストクでも心強かったです。クルーの皆さん、またお会いしましょうね!
ウラジオストクでは、同じ期間中に東方経済フォーラムを開催、安倍首相もウラジオストク入りしました。
11日は、1dayセイリング。
韓国のコリアナとロシアのナジェジュダとの姿も見えました!
12日はパレードと表彰式。
B〜Dクラスで2位ということで、表彰いただきました!
その後、休む間もなく20時まで一般公開。
たくさんの方にご来場いただきました!
お花をお持ち下さった方も…。ありがとうございました。
13日も一般公開を行い、
14日にパレード後、日本へ向かいました。
今回のレースは、Amiにとっても大変貴重な機会となり、大きな勲章となりました。
応援いただきました皆様、改めましてありがとうございました。
帆船Ami 英語版パンフレット(Schooner Ami English Brochure)
帆船Ami英語版ご案内。
About the Schooner Ami
Schooner Ami is the only two-masted topsail schooner in Japan open to the public and providing public sails.
Built in November 1990 in Numazu City, Shizuoka Prefecture, she was originally designed for a private company as a sail training ship, aimed to train employees so as to develop their leadership and communication skills.
Later she was gained by Captain Tamari and named “Ami”, and today she is operated by him along with many volunteers who support him.
Schooner Ami offers day sails and three-day short breaks on Suruga Bay, as well as summer voyages to Seto Inland Sea. More than one hundred people get hands-on sailing experience on board her every year. Charters for schools and corporations are available, and also sail training programs for hight school students.
About Numazu City
Numazu City, where schooner Ami lays her anchor, is located between Mt. Fuji, the highest mountain in Japan, and Suruga Bay, the deepest bay in Japan. With Mt. Fuji in the background, Suruga Bay is known for its beautiful scenery, and is among members of “the Most Beautiful Bays in the World Club”. In the east of Suruga Bay, Izu peninsula reserves Izu Peninsula Geopark, which is designated as UNESCO Global Geopark in 2018.
Blessed with a rich natural environment and a mild climate, the city has taken the central role of the area in political, economic, and cultural activities. There is a variety of industries such as a wide range of fresh seafood, agricultural products e.g. mandarin oranges and green tea, tourism, commerce and advanced technology developments.
Through the middle of the city flows Kano River. The landscapes had attracted and affected authors for their writing life, and numbers of great literary figures created pieces based in the place.
Relationship between Heda District, Numazu City and Russia
The historical relationship of Numazu City with Russia dates back well over 150 years ago.
In 1854, Russian fleet, commanded by Y. V. Putyatin arrived at Shimoda Port. Putyatin’s mission was to demand Japan to open its ports with Russia. However, the fleet was badly damaged in the midst of a disaster of major earthquake and tsunami, and the flagship Diana was shipwrecked on its way to Heda, where she was going to be repaired. Around 500 crew members escaped and survived, ended up forsaking Diana.
After Treaty of Shimoda (the first treaty between Japan and Russia) was concluded, Putyatin asked the Tokugawa Shogunate (the last feudal government, known for the Edo period) for permission to build a new ship, and the Shogunate allowed the Russians to stay in Heda and decided to help them return to their country by building a ship. Local shipbuilders and the Russian sailors collaborated and built an 80-foot, 80- ton two-masted schooner in two months.
The vessel was named “Heda”, in honor of the village that supported the construction of the ship. Schooner Heda was the first-ever Western-style ship built in Japan, and to be the prototype of larger ships produced in the last years of the Tokugawa Shogunate afterward.
We are deeply impressed that Schooner Ami, based in Numazu City that includes Heda in its domain, takes part in the “SCF Far East Tall Ships Regatta 2018” in the year of “Japan Year in Russia”. We believe that Ami’s participation will promote cultural and people-to-people exchanges between Japan and Russia.
「海フェスタにいがた」で体験乗船を行いました
7月21日から29日まで、「海フェスタにいがた」で、帆船Amiの体験乗船を行いました!
1ヶ月間の航海で、船長は真っ黒^^
暑いけど元気そうですよ!
前半は、ボランティアクルーが駆けつけて体験乗船の手伝いをしました。
22日には、出航式でも歌っていただいたアーティストたなかみどり様が急遽新潟まで応援に来てくださいました! 船長も大喜びです。
後半26日からは、「日本一楽しい帆船乗り集団」Spirit of Sailorsの皆様にお手伝いいただきました!
Spirit of Sailorsの皆様は、海や船の楽しみ方をお客様に伝えるのが本当に上手なのです。乗船されたお客様たちがみなさん喜ばれていたようで、私たちも嬉しいです。
最終日は台風による強風のため、残念ながら体験乗船はなくなり一般公開を行いましたが、それでもAmiに会いに来てくださるお客様がたくさんいらっしゃいました。
また、いろいろな船も見ました。
帆船「みらいへ」さんと一緒に撮影できた珍しい機会でした!
ずいぶん大きさが違います(笑)
ところで、万代にある新潟日報・メディアシップのビルでは、海フェスタの様々なイベントを行っていました。
新潟の職員様はじめ、新潟で出会った皆様、本当に有難うございました!
台風もありましたが、6月23日に沼津を出航してから、順調に航海を進めています。
今後とも皆様の応援をよろしくお願いいたします!
帆船Amiの出航式(2018.6.23)
今回、海外のレースに出ることもあり、出航式を行いました。
沼津市様にも後援いただき、プレスリリースまで出していただきました!
【帆船Ami号の出航式にご参加ください!】
国際レースに参加する帆船Ami号が、明日23日、新潟および韓国に向けて沼津港から出航いたします!
9時30分より市長出席のもと出航式を行いますので、ぜひお集まりください(^◆^)/✨
場所:沼津港内港側魚市場前付近
※雨天でも実施https://t.co/z9Wqh0Lv1N pic.twitter.com/tfBoCR3HNT— 沼津市役所 (@Numazu_city_PR) 2018年6月22日
そのおかげで、たくさんの方にお集まりいただきました。
最初に、沼津市長 頼重秀一様によるご挨拶。
新潟市長への信書も預かりました!
(ご挨拶内容)
本日は、Ami号の出航式、ということで心配された天候にも恵まれまして、また、盛大に出航式が開催されますこと、お祝い申し上げさせていただきます。
さて、この帆船Ami号、ご案内のとおり、静浦港を母港とされまして、クルーの皆様とで一致団結して航海を行う体験型の船であると聞いております。また西伊豆の海を活躍の場とされ、さらに沼津市の、特に海の観光振興に多大なるご貢献をいただいていることに対し、この場を借りて、心から敬意と感謝を表します。有り難うございます。
このたびのレースでは、沼津港を出航し、途中、新潟港で私からの信書を渡していただけるということです。その後、韓国のよす、ロシアのウラジオストクに向かっていただくわけですが、特にロシアは、沼津の戸田地区で昔からの繋がりがあるということで、関係のある地域であります。
ロシアとの関係は、「ロシアにおける日本年」ということで様々な日露友好事業が展開されるということです。このようなときにレースに参加いただけるということは、誠に機運を持っていると思っています。
重要な任務を溜船長以下クルーの皆様に持っていただいているということで、そのようなミッションが大成功のうち終わるよう祈念するところです。
これから、約3ヶ月にわたる大変長い航海でありますが、途中寄られるそれぞれの港で友好の架け橋役ということでもぜひともご尽力いただければと思います。
なにしろ長い航海でございます。航海の安全を心より祈念し、私からの挨拶に代えさせていただきます。本日は誠におめでとうございました。
静岡県議の蓮池章平様にもお越しいただき、ご挨拶を頂戴いたしました。
(ご挨拶内容)
まずは溜船長、クルーの皆様、無事に出航し、無事に帰ってこられることをお祈りいたします。今日は富士山も私たちと一緒に見送りますので、この航海が大成功になりますよう心から祈っております。
「ぬまづ港の街Bar」を主催する、セイルタウンNUMAZU 会長の後藤義男様からご挨拶を頂戴いたしました。
(ご挨拶内容)
溜船長との出会いが、まさに海を通じた夢物語を語るところからスタートした、この出会いがどんなにか楽しい人生を送ることができるのか、人生夢を持つことが、そして、こんな小さな帆船がロシアに招待された、これもなにかの縁で、163年前にロシアの帆船ディアナ号が挫傷し、その乗組員を本巣へ返すために作ったヘダ号、それと同じ形のスクーナーが日本にこれ一隻しかない、この船がどんなにこれが沼津の観光に寄与するかわからない、どんな出会いが待っているかわかりませんが、その出会い一つひとつが実りある形に祈念して挨拶に代えさせていただきます。
Amiヨットクラブの小川会長様からもご挨拶を頂戴いたしました。
(ご挨拶内容)
出航に際しましてこんなに多くの方にお見送りいただき有り難うございます。私たちAmiヨットクラブは、もともと総勢16名からはじまった小さな小さなヨットクラブでした。その後帆船Ami号が加わってだんだん活動が広がり、昨年は神戸のフェスティバルにお招きいただいたり、メンバー100名を越す大きな団体となりました。
とは小さな帆船ですので、無事帰ってこれるよう願っています。
どうか皆さんにサポートいただきまして、クルーのみなさんが無事帰って来ることを祈念して挨拶とさせていただきます。
行ってらっしゃい、気をつけて!
花束贈呈は、2018年ミスユニバース静岡代表の露木樹里様。露木様も沼津出身で地域に根ざした活動をされていらっしゃいます。
花束贈呈の瞬間、一斉にカメラが動きました(笑)。樹里さん、華がありますね!
静岡東部を中心に年間100箇所以上で歌い続ける「たなかみどり」様による弾き語り。
「瀬戸の花嫁」と、船長が大好きな「鷲と鷹」を歌っていただきました。
「鷲と鷹」、クルーが肩を組みながら歌うシーンが印象的でした。
最後にお見送り。
いってらっしゃーい!
多数の報道関係者の皆様にお越しいただき、本当に有難うございました。
テレビ静岡様では、その日の昼のニュースで放映したとのこと。
また、沼津市様のTwitterにも取り上げていただきました!
【帆船Ami号が旅立ちました!】
式典中は幸い雨に降られることもなく、多くの人に見守られながら、帆船Ami号が今日、新潟経由で韓国に旅立ちました。
船長の溜さんの「ここまで一人の力では来られなかった。沼津市民の夢も乗せて行ってきます!」という言葉が素敵でした!どうかご無事で(^O^)/✨ pic.twitter.com/zAYgPozP7G— 沼津市役所 (@Numazu_city_PR) 2018年6月23日
この日の式次第は、YouTubeにも載せました。